
トイトレ中のママさん、毎日の「トイレ行こうか?」の声かけ、本当にお疲れさまです。
声をかければ行ってくれるけれど、自分からは行かない……。「いったいいつになったら自分で行くようになるの?」と悩んでいるお家も多いのではないでしょうか。
私はこれまで、おむつ外しのご相談を1,000〜1,500件ほど受けてきました。たくさんのお話を聞くうちに、「自分からトイレに行けるようになる子には共通点がある」ことに気づいたんです。これは、みなさんが「トイトレで困っています」と声を届けてくださったおかげです。本当にありがとうございます。
今日は、その共通点をお伝えしますね。
正解は「子どもの中」にあります
子育てをしていると、「これが正解だよ」と言われた通りにやりたくなりますよね。私もその気持ち、とてもよくわかります。
でも正直に言うと、トイトレの正解は子どもの中にしかありません。
だから私は、わが子に合うやり方を探すために、「前向きなトライ&エラー」をくり返しています。うちの子も、自分からトイレに行くときもあれば行かないときもある、まだまだ成長の途中です。私自身、なるべく無理強いはしたくないと思っています。
これからお話しするのは、あくまで「ヒント」です。「うちの子にとっての正解はなんだろう?」という気持ちで読んでもらえたらうれしいです。
共通点は「社会性」でした

自分からトイレに行く子の共通点。それは「社会性」です。
ちょっと難しく聞こえますが、かんたんに言うと「ルールを守れるかどうか」ということです。
実は、トイレは「社会のルール」の場所
ふだん意識することはありませんが、身のまわりの動物たちは、トイレに行って排泄したりしませんよね。「したくなったら出す」のが、生き物としての本能なんです。
では、なぜ人間はトイレで排泄するのでしょうか?
それは、それが社会のルールだからです。
大人の私たちは「社会のルールだからトイレに行こう」なんて思っていません。でもそれは、子どものころから親や学校に教わって、すっかり当たり前になっているから。
小さな子どもにとっては、トイレは「世の中のルールに合わせていくこと」そのもの。だからこそ、社会性が必要になってくるんです。
社会性は「心の奥底」のまわりに育っていくもの
人は誰でも、心の奥底に「こう過ごしたい」という本音を持っています。
お家ではわがままに見えたり、きょうだいゲンカをしたり、外では見せないような姿を見せたりしますよね。それは心の奥底の気持ちがそのまま出ている状態で、子どもはとくにそれがはっきり表れます。
社会性は、その本音のまわりに少しずつ育っていきます。たとえば、
- 「これをやりすぎたら、みんなに迷惑をかけちゃうな」と思える
- お友だちのためにプレゼントを作ってあげる
- 困っている子を手伝ったり、泣いている子にハンカチを差し出したりする
こんな行動が見られるようになってきた子は、トイレに自分から行きやすい状態に近づいていると私は考えています。
うちの子の社会性、どうかな? チェックしてみましょう

「うちの子、社会性ばっちりです!」と自信を持って言えるママさんは、なかなかいないと思います。トイレでできることが、そのまま「社会性が身についた」という意味でもありません。社会性は、だんだんと身についていくものです。
参考になるのが、ルールのある遊びです。
- 鬼ごっこ
- だるまさんがころんだ
- トランプやカードゲーム
みんなで楽しむために「ルールのある遊び」ができる子は、社会性が少しずつ育ってきている子。
反対に、こうした遊びがまだ難しかったり、「ルールを守って」と言われると怒ってしまったり、「お友だちのため」と言いつつ自分のやりたいことを押し通していたりするなら……。
「あれ? うちの子、トイレはそんなに焦らなくてもいいのかも」と気づけますよね。そう思えるだけで、ママの気持ちがすごくラクになります。
逆に、ルールのある遊びができるようになってきたら、「そろそろ自分からトイレに行くって言い出すかも?」というサインにもなりますよ。
トイレの場面だけでなく、ふだんの生活全体で社会性が育ってきているかを見てあげるのがポイントです。
社会性は自然に育つ。だから慌てなくて大丈夫
うれしいことに、社会性は基本的に自然と身についていくものです。いろいろな人と関わる中で、「この人に迷惑をかけないようにしよう」「この子と仲良くなりたい」という気持ちが生まれて育っていくからです。
だから、慌てなくて大丈夫です。
ただ、ひとつだけ大切にしてほしいのが、子ども同士で関われる環境をつくること。
ママがお家にこもりがちだと、子どももお家にいる時間が長くなりますよね。ママ自身が外に出て、お友だちと会う機会をつくったり、「ここのルールを守るって大事なんだね」と一緒に見ていったりすることが、社会性を育てる土台になります。
実はこれ、私自身への言葉でもあるんです
ここまで偉そうにお話ししましたが、実はこれ、自分に向けて言っている言葉でもあります。
わが家は男の子3人きょうだいです。長男と次男のときは、私もとても積極的に外に出ていました。公園に行く回数も、長男のときが圧倒的に多かったんです。
でも、上の子たちが大きくなると、上の子のお友だちのところについていくことが増えて、末っ子は結局お友だちがいなくて私にべったり……ということがよくありました。兄2人と比べて「この子、自分のことしか考えていないかも」と感じたのも正直なところです。
振り返ってみると、「私は外に出ているけれど、末っ子がちゃんとお友だちと遊べる環境になっていたかな?」と気づいたんです。
そこで最近は、末っ子がお友だちと遊べる機会を意識してつくるようにしています。先日も、同い年のいとこと一緒に横浜の「こどもの国」へ出かけて、牛を見たりポニーに乗ったりして楽しんできました。
子ども同士で遊ぶと、「ルールって大事なんだな」「嫌なことはしちゃいけないんだな」ということが自然とわかってきます。何より、楽しそうに遊ぶわが子を見ているだけで、私もとても幸せな気持ちになりました。
トイトレは「育児の中のひとつ」

トイトレがうまくいかないと、ついトイトレの中だけで解決しようとしてしまいがちです。「何か新しい方法はありませんか?」と聞かれることも多いです。
でも、トイトレは育児の中のひとつ。ふだんの生活全体から見てあげることが、結果的に「自分からトイレに行く」への近道になります。
最後に、今日のポイントをまとめますね。
- 自分からトイレに行く子の共通点は「社会性(ルールを守れる力)」
- ルールのある遊び(鬼ごっこ、だるまさんがころんだ、トランプなど)ができるかが目安になる
- まだ難しそうなら、トイレは焦らなくて大丈夫
- 社会性は自然に育つもの。子ども同士で遊べる機会をつくってあげよう
がんばっているママさんの気持ちが、少しでもラクになりますように。
お知らせ:トイトレ講座のご案内
トイトレで困っている…、これから始めるけど、どうやればいいのか…。
そんな悩みに応える講座を、毎月開催しています。ぜひママ友と一緒にご参加くださいね。
2026年 開催日程
- 11月5日(木) しらかば幼稚園
- 11月6日(金) こよりどうカフェ
- 11月20日(金) こまちカフェ&Zoom
- 12月8日(火) こまちカフェ&Zoom
- 12月10日(木) こよりどうカフェ&Zoom
お申し込み
開催日や会場の詳しい情報は、こちらの講座案内ページからご確認いただけます。
プレゼント:トイトレ手順ノート
公式LINEでは、トイトレ手順ノートをプレゼント中です。受け取りは公式LINEからどうぞ。
なお、この手順ノートは現在、より見やすい形に作り直しています(近日公開予定)。「やり方はわかるけど、ついイライラしちゃう」というママさんにも向けた内容です。作り直した新版も、公式LINEからお届けしますね。