幸せおむつ外し

あなたは子どもと勝負をしてしまうことはありませんか?

 ゲームや競争とかの話ではありません。

 日常生活での言い合いです。

今日は、子どもと言い争いになったり、自分が正しいと子どもに伝えることがある方に読んでほしい内容になります。

無意識の先制攻撃

攻撃を仕掛けるつもりはなくても、無意識に子どもに攻撃を仕掛けてしまうことがあります。

例えば…

母:どうしてトイレに行かないの?みんな行ってるよ?
(母の先制攻撃)

子:だってトイレが怖いんだもん
(子の反撃)

母:そんなわけないでしょ!ママが行くときはいつもついてくるじゃない!
(母の追撃)

子:嫌だ!怖いの!!
(子の反撃)

母:ママが座らせるから脱ぎなさい!
(母の追撃)

子:泣きながらトイレに座らされる

 母の勝利

“攻撃しあってどちらかが勝つ”というのはあまりよくありませんが、実はこういうことって、すごく多くないですか?

今回はトイトレを例に挙げましたが、日常生活の中でこのような“攻撃のラリー”を繰り返している親子をよく見かけます。

“攻撃のラリー”を繰り返してしまうのは、環境が原因

“攻撃のラリー”をしてしまう理由は簡単で、私たちがそういう環境で育ってきたからです!!

 私たちは子どもの頃から自分の親と“攻撃のラリー”を繰り返し、勝負をしてきました。

そして、その勝負に勝つために、言葉や思考を磨いてきたのです。

ひろゆきさんが論破王なんて言われていますが、そういう言葉が広まってること自体、“攻撃のラリー”をしてきた証と呼べると思います。

相手を負かす、それも時と場合によっては、良いことではあるとは思います。

ですが、勝敗を付けないコミュニケーションもあるんです。

みなさんには、こちらの方法を身に付けることも、これから長い育児をしていく上で重要なことだと気づいてほしいと思います。

“攻撃のラリー”の回避方法はあるパターンを避けるだけ

“攻撃のラリー”の回避方法はとっても簡単です。

攻撃になりやすいパターンがあるので、それを回避すれば良いだけなのです。

では、そのパターンとは何か?

それは、「あなたのためを思って言ってるのよ」という建前を使わないことです。

先ほどの例だと「あなたのためを思って、トイレでした方が良いって言ってるの!」という建前が存在します。

でも、実際のところどうでしょうか?

そう思っていない自分もいますよね??

「いつまでもオムツでおしっこしてる、あなたを見るのが悲しい」

「おもらしされると、片づけるのが大変で、そのあとイライラしちゃう」

正直な話、こっちが本心じゃないでしょうか?

この本心を子どもに伝えることが、とっても大事です。

「イライラしちゃうから、トイレに行ってほしい」の方が子どもとしては、納得感が実は強いのです。

「そうか…ママはイライラしちゃうのか。じゃぁ自分が頑張るかな」

「まだできないから、ママをイライラさせちゃうかもだけど、手伝ってもらえたらできるかも」

そんな前向きな交渉ができるようになるんです。

これを、“iメッセージで伝える”と言います。

大人である私たちも、「あなたのためを思って言ってあげてるのよ」という建前で伝えられると、「うるさい!大きなお世話だ!!」と思ってしまうことがあると思います。

でも、「そういうあなたを見てると、悲しい気持ちになるの」と言われると、「そ…そうか。あなたを悲しませるのは嫌だな」と思ってしまいませんか?

建前ではなく、本心から語る言葉の方が相手に響きやすいのは、大人も子どもも同じです。

 子どもと悪循環になる勝負ではなく、“コミュニケーション”を通して、本心で語り合うことを大切にできると良いですね!

まとめ

・子どもとの「言い合い」は無意識の“勝負”になりがち
・「あなたのため」という建前が、攻撃のきっかけになることも
・自分の正直な気持ち(本音)を伝えることで、子どもとの関係がやわらかくなる
・「iメッセージ」を使うと、子どもも納得しやすくなる

まだまだ私も、うまく伝えられないこともあります。

ですが、「悲しい」「心配しちゃう」「イライラしたくない」など、自分の気持ちを伝えた方が、嫌がる様子になることも少ないですし、子どもも納得しているなぁと思います。

自分の気持ちを言葉で伝えるのは、意外と難しいです。

意識して取り組んでみてくださいね!

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