幸せおむつ外し

先日、整体の先生から
「なんで子どもにスポーツをさせると良いかって知ってる?」
と聞かれて

「んー?身体能力が高まる・・・とかですか?」と、答えたところ

「非認知能力を育てるためなんですよ!」と、言っていました。

整体の先生がまさか「非認知能力」と言い出すとは思わなくて、私はびっくり!

よく話を聞いてみると、その先生はお子さんがサッカー選手でご自身は野球のコーチをしているそうで、育児や教育への取り組みがとても熱心な方でした。

育児や教育について熱心に勉強している人ほど、「非認知能力」を大切にしています。

私もその一人なので、今日は、「非認知能力」とは何か?
そして、おむつ外しから、どう非認知能力を育むのか?
についてお話をしていきます。

モテる人は「非認知能力」が高い

さて、非認知能力とは何かと言うと・・・簡単に言うと「モテ力(色んな人に好かれる力)」だと、私が勝手に定義づけています。

非認知能力って点数化できない能力のことで、例えば、

・自分の気持ちを伝える
・思いやりがある
・仲間と協力する など

こういった、点数で決められない能力のことを指します。モテる人って、こういうの得意じゃないですか?

自慢じゃないですけど、うちの長男が先日ママ友に褒められていまして。

幼稚園の運動会に卒園生として参加したときに、同じ学年の卒園生が集まっていたのですが、そのときに女の子が1人だけ輪の中に上手くは入れていなかったそうです。

他の子たちは気付かなかったそうですが、長男はそれに気が付いて、自分と場所を入れ替えて、輪の中に入れてあげたそうです。

それを見たママ友が「ホント長男くんすごいわ。ああいうことができる子になってほしい」と、自分の子に話していました。

正直、そういうことができるとは私も思っていなかったので、驚きもありましたが、誇らしい気持ちにもなっちゃいますね。

うちの長男は、同学年からはどう思われているかはわかりませんが、ひとまずママ友からのウケはとても良いです。笑

長男ならお嫁に行っても良いなって、お世辞かもしれませんが言ってもらえます。

なので、ママからモテモテの長男なんです。

点数化できる能力の方が大切じゃないの?

点数化できない「非認知能力」に対して、点数化できる能力を「認知能力」と言います。

例えば、

・ひらがなが書ける
・足し算ができる
・時計が読める など

子どもの将来のことを考えて、早めに塾に通って、受験に備えて・・・。

ということを考えると、もちろん認知能力を上げることはとても大切です。

点数が取れないと受験で合格できませんから。

ただ、よく考えてみると、点数を取るために勉強をするとなると、集中力や自分を律する力が必要になります。

これもまた、非認知能力になります。

将来のことを考えて学校のテストで点数を取れるように、受験で点数を取れるようにと勉強をに力を入れる気持ちはよくわかります。

ですが、その勉強の底上げをしてくれるのは、非認知能力なんです。

そして、私が読んでいた本「私たちは子どもに何ができるのか」には、幼少期から非認知能力を高めてきた子どもほど、大人になったときの年収が高いという研究結果が書いてありました。

高い年収で生活してほしいか、と言われるとピンと来ない方もいるかもしれません。

ですが、子どもには、勉強をして、良い大学に入って、良い企業に勤めて、幸せな暮らしをしてほしいと思っている方は多くいるのではないでしょうか?

だからこそ、子どもに対して「勉強しなさい」と声をかけるのではないでしょうか?

ということは、今大切にすべきは「非認知能力」の方だとは思いませんか?

おむつ外しで育てる「非認知能力」

非認知能力を育てるために、幼児教室に通ったり、スポーツや音楽、絵画のような習い事を始めるのも良いと思います。

ですが、実はおむつ外しでも非認知能力を育むことができます。

自然におむつを外そうと思うと、子どもに無理矢理何かさせることを強いるのではなく、どうやったら自分からトイレでしたいと思って、行動してくれるかを考えることが重要になります。

次のようなことがあった場合は、非認知能力が育まれるチャンスになります。

「どうやったらトイレでできるようになるかママと考える」
→問題解決能力

「ママが困っているということを理解する」
→共感力や人間関係の構築

「遊びやテレビを見ていても、おしっこしたいと思ったらトイレに行く」
→自己管理能力
など

大切にすべきは、コミュニケーションです。

ママと一緒に考えることや、ママが思っていることを理解することは、全てコミュニケーションの1つです。

遊びに夢中になって漏らしてしまったときに、
「気持ち悪かったね」
「トイレに行けたら気持ち良く出せるから、次のときは行けたら良いね」
と声をかけるのもコミュニケーション。

さらに、子どもが上手く説明できない気持ちを汲んで、言語化する必要もあり、そうやってママが代わりに言語化することで子どもも言葉が増えていきます

非言語のコミュニケーションとの組み合わせで、豊かな感情を表現できるようになっていきます

普通のトイレトレーニングを
「とりあえずおむつが外れれば良い」
と思いながら取り組んでいては、子どもの成長には繋がりません。

コミュニケーションを楽しみながら外すからこそできることになります。

まとめ

非認知能力は「モテ力」という話をしましたが、私が学校で働いていたときに、勉強がすごく苦手だけど、一生懸命だからこそ友だちがみんな助けてくれるという男の子がいました。

人当たりが良くて、共感力も高く、クラスを盛り上げてくれる頼れる存在。ですが、勉強がとっても苦手。その苦手な勉強をモテ力がカバーしていました。

私も一生懸命に勉強に取り組む姿を見て、こっちのプリントの方がわかりやすいかな?とか、ついつい目をかけたくなってしまう存在でした。

勉強ができるって大切だとは思います。ですが、モテる子、モテる人ってすごく世渡り上手です。

あの時の男の子が今どうなっているのかはわかりませんが、きっと色んな人と上手く関わりながら社会人として、活躍しているんじゃないかなと思います。

子どもたちが幸せな生活を送り続けられるように、今できる簡単なところ、おむつ外しから取り組んでみましょう!

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