トイレトレーニングの方法、第一位は・・・!
「とりあえずトイレに座らせてみる」という方法かなと思います(勝手な予想です)。
私も実際、長男のトイレトレーニングを始めようと思った時に、とりあえずおまるに座らせるというところから始めました。
ところが・・・
おしっこが全く出ない。本当に全く出ない。
気が付けばオムツを外してから、6時間もおしっこが出ていない・・・。
そんな状況でした。
どんなに頑張ってもトイレで出せない、そんな悩みのある方の解決に繋がる話をしたいと思います。
この悩みが解決できたら、お子さんはトイレに行けるようになって、オムツ卒業に近づきます!
また、おむつ外しに限らず、様々な場面でも使える子育ての考え方にも繋がるので、ぜひ「自分の子どもならどうしたら良いかな?」という視点で読んでもらえればと思います。
トイレに座らせる前にまず確認したいこと
トイレに座らせる前に確認すべきことがあります。
それは、「オムツを脱いだ状態で排泄ができるかどうか」です。
生まれてからずっとオムツで排泄をし続けた子どもは、実はオムツを外した状態で排泄をすることができないケースがあります。
え?そうなの??
と思ったかもしれませんが、この文の数行前に「気が付けばオムツを外してから、6時間もおしっこが出ていない」と書いてまして・・・。
つまり、うちの長男のトイトレを開始したときというのは、長男はオムツに慣れすぎていて、「オムツがないと排泄できない身体になってしまっていた」と言うことなんです。
「そういえば、最近うちの子がオムツを脱いだ状態で排泄しているのを見たことがないな。」
そう思った人はいませんか?
その場合は、まずはトイレやおまるに座らせる前に、おむつを外した状態で排泄できるかどうかを確認する必要があります。
もし、排泄できたらラッキー!!!
次のステップに進むことができます♪
オムツを履かずにおしっこを出せるけど、トイレでは出せない要因
トイレで出せない場合の原因は、大きく分けると2つになります。
①環境的な要因
②精神的な要因
環境的な要因
環境的な要因に関しては、比較的簡単に取り組むことができます。
過去に、環境を整えただけで、トイレで排泄ができるようになったお子さんがいます。
例えば、
・トイレの電球が暗い
・トイレが寒い
・トイレから音がするのが怖い
・踏み台が合わない
・補助便座が座りづらい など
電球を変えたり、補助便座を購入したらできるようになることもあります。
こういった環境的な要因を解決することで、トイレで排泄できるようになることもあります。
精神的な要因
精神的な要因に関しては、解決に時間がかかることも多くあります。
例えば、バンジージャンプをしなくちゃいけないとして・・・(唐突)
バンジージャンプってめっちゃ楽しいよ!
すごく綺麗な景色が見られるし、落ちていくときの風を切る感じとか爽快でたまらないよ!
とか言われても、怖いと思っている人は怖いから、絶対にやりたくないですよね?
私は、子どもにとって、トイレで排泄するってバンジージャンプくらい怖いんじゃないかと思うんです。
なので、
「できるよ!」「できたら楽しいよ!」
と言われたところでそんな簡単にはできるようにならないと思っています。
もちろん、お子さんの個性によっては、ママの話を聞いて挑戦したくなる子もいると思います。
ただ、それは稀で、本当に心の底から子どもが自分で挑戦したいと思わないと、結局自立には繋がりません。
では、自立するためには、何が必要なのでしょうか?
それは、心の状態を整えることです。
心の状態を整えると、子どもは挑戦できるようになる
心の状態が整っていないと、何かに挑戦するというのは、すごく難しいことになります。
これは、私たち親でも実感していることです。
例えば、ダイエットに挑戦しようとしているとします。
「今日から甘い物は食べないぞ!」
と心に誓います。
でもしばらくすると・・・
「今日は疲れたし・・・仕事も家事も育児も頑張った!自分へのご褒美に甘い物を食べちゃお~!ダイエットは明日からでいいや」
となってしまい、しかもそれが毎日毎日続いて・・・結局ダイエットを始めることができない。
みたいなことは、よくある話です。
そのとき、あなたはダイエットのやり方が間違っていると思いますか?
それとも、自分の心が弱いからだと思いますか?
多くの方は、ここで「自分の心が弱いから」と思うはずです。
自分の心が弱い=心の状態が整っていない
ということです。
これが、お子さんにも同じようなことが起こっていて、挑戦できないというところに繋がります。
「トイトレのやり方が間違ってるからできない」
「何か一発でできるようになる方法があるはずだ」
とか言われますが、そんな物は基本的には存在しません!
お子さんの心と向き合ってこそ見えてくる物があります。
お子さんの心の状態を整える方法
お子さんの心を整える一番簡単な方法は、お子さんの個性を知ることです。
お子さんは何をすると、元気になれるのでしょうか?
・一人でいる時間があると元気になれる?
・今まで行ったことのない公園に行くと元気になる?
・大好きなみんなと一緒に過ごすと元気になる?
・大笑いしたり大泣きしたり、感情がしっかり出せると元気になれる?
・自分の気持ちを素直に話せると元気になれる?
など
実は、お子さんによって全然元気になる方法が違います。
私は一人だと元気になるから、うちの子もそうなはず!とかそういうことではありません。
「あなたのお子さんはどうなのか」
この視点でお子さんを一人の人として見ることがとても大切です。
そしてこの考え方は、おむつ外しに限らず、もっと色んな場面で使う事ができます。
以前、幼稚園に行き渋りのある子のおむつ外しのサポートをしていました。
そのお子さんは、分刻みの幼稚園のタイトスケジュールが合わなくて、教室の中に入るのが嫌で廊下で寝てしまうお子さんした。
個性脳を診断したところ「旅」というタイプで、自由が好きでした。
幼稚園を変えることはできないけど、せめて家にいるときはなるべく自由に自分の好きなことをする。
ときどき、行ったことのない公園に行ってみるなど、自由や新鮮さを大切にする行動を取ってみました。
すると、幼稚園の行き渋りが減り、教室に入れるようになっていきました。
そしてなんと、おむつ外しも一気に進むことができたのです。
このように、心の状態を整えるということは、とても大切で、積極的に行うべきことだと思っています。
うちの子も行き渋りがあって・・・とか、赤ちゃん返りが・・・とか、という状態では、やはり新しいことに挑戦するのも難しかったり、おむつを外すのも難しいと言うことになります。
ぜひ、お子さんの個性を知って、おむつ外しに限らず、色んな場面で積極的に挑戦できるお子さんに、一緒に育てていきましょう!
まとめ
・まずは、オムツがない状態で排泄できるかチェック
・トイレでできない理由は2つ
・環境的な要因の場合はお子さん目線で整える
・心理的な要因の場合はお子さんの普段の生活を整える
・心理面はアプローチが難しいので、個性脳を活用すると問題解決に近づきやすい
簡単にオムツを外したいと思っている人にとっては、もどかしいような方法です。
ですが、そもそも簡単にオムツを外したいと思っていること自体が、現状の育児でストレスが溜まっている証拠です。
そもそも育児が楽しいと感じている人は、困難なことさえも、自分を成長させてくれることだから、挑戦してみたいとか、色んなアプローチを試したいと、ワクワクするものです。
あなたの心は今、ワクワクしていますか?
ワクワクしていない人は、ぜひ個別相談をして、まず自分の心を整える所から始めましょう!